1. ホーム
  2. 入学希望の方
  3. アフリカ地域研究専攻の受験を考える方へ

アフリカ地域研究専攻の受験を考える方へ

専攻長のあいさつ

世界地図によくもちいられるメルカトル図法では、アフリカの大きさはかなり過小評価されています。しかし、じっさいにはアフリカはたいへん大きな大陸です。地球儀(あるいはGoogle Earth)で俯瞰してみると、地球におけるアフリカの大きさを実感することができるでしょう。

そして、今日、アフリカが過小評価されているのは、世界地図だけのことではありません。むしろ、地球儀上の相対的な大きさによってさえも把握しきれない潜在力を秘めている、といえるかもしれません。その真の「大きさ」を理解するためには、じっさいにアフリカに行ってフィールドワークをすることが重要だと私たちは考えています。

京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科
2025年度アフリカ地域研究専攻 専攻長:安岡 宏和 

専攻の特色

アフリカ専攻の特色は、以下の3点に集約することができます。

1. 多様な専門分野を横断する地域研究

現代アフリカで生じているさまざまな課題を理解するためには、学際的な視点にたって事象を検討する必要があります。アフリカ専攻には、自然科学系と人文社会科学系の分野を専門とする教員が在籍して教育研究活動に従事しています。これに加えて、研究成果を社会に還元することを目指して、国内外の研究機関や行政機構と連携して、実践的な活動に従事している教員もいます。

*以下のサイトに教育活動についての詳細情報をまとめています。

2. フィールドワークを重視した教育研究活動

アフリカ専攻では、今アフリカで起こっている出来事を理解するために、フィールドワークという手法を基盤にして研究活動をおこなっています。アフリカ専攻の院生によるフィールドワークについては、大学院生のフィールドワーク報告を参照してください。専攻(研究科)では、院生のフィールドワークに対するさまざまな支援プログラムを提供しています。また、渡航中の安全に関する講習会なども実施しています。在籍している大学院生の声、教育支援プログラム、フォールドワークのための安全基礎情報については、以下のサイトを参照してください。

3. 対話を重視した教育

アフリカ専攻では、3人の教員が一人の大学院生を指導する指導教員群制(複数指導教員体制)を採用しています。新入生は入学後5月中旬までに主指導教員1人と副指導教員2人を選び、調査研究について指導教員と相談しながら具体的な研究計画を確定していきます。その後も、博士予備論文の執筆、博士論文執筆のためのフィールドワーク、博士論文の執筆にいたるまで、指導教員と個別に相談しながら研究活動をすすめていきます。より具体的な教育活動については、以下のサイトを参照してください。