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  2. 教員紹介:近藤 有希子
  • 近藤 有希子 KONDO Yukiko
  • 助教
  • 専門分野:人類学、アフリカ地域研究
  • キーワード:国家と民族間関係、セキュリティと平和、情動と沈黙、家族と土地、ルワンダ、アフリカ大湖地域
  • プロフィール・業績:アフリカ地域研究資料センター 個人HP
  • 担当講座:社会共生論

研究関心

これまで私は、1990年代前半に凄惨な紛争と虐殺を経験したルワンダ農村社会において、人びとが生存のための社会関係をいかに再/構成しているのかを考察してきた。具体的には、(1)生活の基盤となる関係性の再編過程における結合と分断、(2)軍事化する環境下に生きる若者たちの未来と選択、(3)人びとの沈黙や語りえない情動が導く共在のあり方について分析した。現在の関心は、紛争と虐殺の非体験者が人口の大半を占めつつあるなかで、世代を越えた記憶の分有を事例研究として積み重ねることを通して、紛争の再発を抑止する可能性を思考することにある。さらに今後は、ルワンダを含むアフリカ大湖地域にも視野をひろげて、地域的な秩序のあり方について検討したいと考えている。

〔アフリカ地域研究演習Ⅰ~Ⅳ、アフリカ論課題研究Ⅰ~Ⅲ、アフリカ地域研究公開演習、アフリカ臨地演習Ⅰ~Ⅲ〕

現在取り組んでいる研究課題

  • 科研費 若手研究「アフリカ大湖地域の暴力に付随した『移動』の経験:ルワンダの国内避難民を中心に」(研究代表者:近藤有希子)(2021-2024AY)
  • 科研費 研究活動スタート支援「現代ルワンダにおける暴力の記憶の分有と継承に関する人類学的研究」(研究代表者:近藤有希子)(2019-2022AY)
  • 科研費 基盤研究(B)「被傷性の人類学:傷つきやすさを抱えた人々について私たちはどう語ることができるのか」(研究代表者:竹沢尚一郎)(2021-2024AY)
  • 科研費 挑戦的研究(開拓)「アフリカにおける脱プラスチックの取り組みと廃棄物利用のビジネス化に関する研究」(研究代表者:大山修一)(2021-2024AY)
  • 国立民族学博物館 共同研究「被傷性の人類学/人間学」(研究代表者:竹沢尚一郎)(2021-2023AY)
  • 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 共同研究「グローバル時代のアフリカの『若者』のキャリア志向と『現実』との交渉:東部アフリカを中心に」(研究代表者:椎野若菜)(2021-2023AY)

主な業績

  • 近藤有希子 (2020)「沈黙する発話、情動する身体:ルワンダに生き残る暴力の記憶と痛みへの想像力」『立命館大学生存学研究』4: 77-97.
  • 近藤有希子 (2019)「悲しみの配置と痛みの感知:ルワンダの国家が規定するシティズンシップと人びとのモラリティ」『文化人類学』84(1): 58-77.
  • 近藤有希子 (2018)「農地から軍隊へ:現代ルワンダ農村社会を生きる彼女たちの未来と選択」『スワヒリ&アフリカ研究』29: 38-63.
  • 近藤有希子 (2015)「沈黙のなかの親密性:ルワンダ南西部における『家族』の再編過程をめぐって」『アフリカ研究』88: 13-28.

メールアドレス:kondo.yukiko.3u [a] kyoto-u.ac.jp ( [a]を@に変更してください)